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授乳と薬

妊娠や出産をして、結構悩むのが普段飲んでいた薬を飲んでもいいか?とうところです。

私は健康体なので薬を飲むことがほとんどないのですが、普段から鎮痛剤を内服したり花粉症の薬を飲んだりしている方にとってはとても悩むと思います。

 

すべての薬が影響ないので飲んでもいいですよ、となれば良いのですがやはり薬には副作用というものがあります。

そして必要としているお母さんには良くても、必要としない赤ちゃんにはあげたくないと考える人がほとんどだと思います。

そこで理解しておきたいのが薬が母乳にどのくらい含まれ、それを赤ちゃんがどのくらい吸収するかというところです。

 母乳に移行しはじめるのは30分ほどかかりますし、薬の濃度が最も高くなるのは薬を内服した2-3時間後となります。授乳の間隔と同じなので、難しいなと思いますよね。

一番母乳へ影響を少なくするのには授乳の直前か授乳直後に内服しておくと赤ちゃんの影響を最小限にできると言われています。

そして薬の成分を含んだ母乳を飲んだ赤ちゃんがどのくらい代謝して自分に吸収するかを考えると、とても微量でもあるのです。

 

抗がん剤や精神疾患薬や麻薬、ホルモン剤などの赤ちゃんへの影響や害が強いことがわかっているものは医師へ相談して授乳中でも使用できる代替薬や量などの内容を変更してもらうなど対処が必要です。前半の薬は禁忌ですが…。

 

薬を飲まなくてすむ状態なのであれば飲まないのが一番影響がないのですが、そうはいかないと思いますので処方した医師に相談をまずして、母乳を中断したほうが良いと言われた場合は下記の機関に相談してみたり調べたりするのも一つです。

安易に母乳をやめないようにしてくださいね、乳腺炎などのトラブルになることもありますし薬の移行よりも母乳の利点の方が大きいこともありますので。

母乳と薬ハンドブック こちらはネットで見ることが可能

 

国立成育医療センター 電話や書類相談などで相談ができます

 

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