風疹を予防するには、妊娠前のワクチンが唯一の予防法です!
ワクチン接種後は2ヶ月避妊が必要となります。
ということを言ってしまえばもう終了なんですが…
風疹ワクチンの歴史からお伝えしていきますね。
風疹ワクチンは1977年から始まりました。
対象は女子中学生、集団接種です。
1995年に集団接種が廃止となり、1歳~7歳半までの男女が対象の定期接種へと変更になりました。
そこで女子中学生対象だった人たちが接種しない状態となりました。
希望者は行っていたでしょうが、自費ですのでほとんどの方が接種していない状態ですね。
1歳~7歳半対象も義務接種ではなく努力接種となったため接種率は低いものとなりました。
ですので、1979年4月2日~1987年10月1日の間が誕生日の方のほとんどは予防接種を受けていない可能性が高いです。
該当する方は、抗体を調べたら低い値の場合が多いです。
低い値というのは8-16倍。
今後感染する可能性があるため出産後早期にワクチン接種が推奨されています。
感染する可能性があるため人混みを避ける、子どもが多い場所も避けるなど対処する必要があります。
抗体32-128倍は正常範囲のため特に心配いりません。
抗体256倍以上は現在または最近感染したかもしれません。
実際に感染しているかどうかの風疹診断検査が勧められます。
妊娠している方は母子感染が生じた可能性もあります。
赤ちゃんに感染したらどのような症状があるか?
白内障
心臓奇形
難聴
となる可能性が高いです。
妊娠12週までに感染していた場合80-90%は赤ちゃんに感染するといわれています。
18週以降になると40%の感染率まで低下しますが、確率のためなんとも言えません。
可能性が高いという理由だけで中絶は適応とはなりませんので、医師からしっかりと話をききましょう。
妊娠初期に必ず抗体検査を受けるんですが、妊娠していない人でも受けた方がいい場合もあります。
風疹にかかった方と接触した場合
発疹、発熱、リンパ節が腫れるなどの自覚症状がある場合
は検査を受けてみましょう。
風疹に罹患していても1/4の方は無症状で気づかない場合もあります。
とまぁ、風疹について書いてきました。
感染経路としては空気感染、接触感染、飛沫感染となります。
なので人混みを避ける
手指を清潔にする
マスクをする(咳している人がいたら特に)
などをして予防に努めましょう!