ブログテーマ【いろいろひとりごと】


誕生日=出産日

誕生日ってどんな日でしょう?

 

多くの方は「生まれたことを祝ってもらう日」「年齢を重ねていくことを祝われたい日」ですかね。
母側からしたら「出産した日」になりますね。
子どもを産んでみて初めて母親の偉大さや大変さを知り「感謝する日」に変わる方もいるかと思います。
体験することによって、いろいろと思いが芽生えますよね。



昔は今と違って出産数も多く、プライバシーに配慮されていない場所で産むというところも多くあったと思います。
カーテン越しに他の人が産んでるのが丸わかりとかね。
夫の立会いや産後すぐの母子同室が一般化してきたのもまだ最近の話のように思えます。
それも産院によっては異なりますが、いろいろと情報が開示されている時代ですので自分で納得したところを選択できるようにはなったのかと思います。

 

何事も捉え方次第でメリットデメリットなどありますが、自分でどのような出産をしたいかと「バースプラン」を聞いてくれる産院も増えています。

 

"近いから"
"料理が美味しそうだから"
という理由だけでなく、
"自分の思うように過ごせて出産に臨めるから"
と自分なりにどのように過ごしてお産したいかなど考えることも大切ですね。

 

もちろん思うようにいかないこともありますが、自分はこうしたいからお産にむけて身体作りを頑張るという動機付けにもなります。

 

漠然と出産をゴールとしないで、産後の育児も見据えていろいろと選択してみてください。

 

人生で何度かしかない出産体験が、よいものとなりますように。

助産師ってどんなことしてる?

残念ながら助産師って何をしているのかあんまり知られていないんですよね。

 

私達が身近だと感じている医師や看護師でさえ分野違えば全然知らないようです。

まぁ、私も分野違う人は具体的に何してるのかわからないですけどね。

 

助産師と聞けばお産を介助しているイメージが多いと思います。

 

昔でいうと「産婆」ですね。

江戸時代から職業として一般化はしていましたが法としては明治からのようですね。

実際に病院や助産所勤務の方は出産に関わります。

ですが、所変わればお産とはかけ離れたことを行っている人もいます。

 

今日はそんな、意外と知られていない助産師についてのお話です。

 

 

助産師 ( Midwife )=女性に寄り添う人

 

 

名前からして、出産の介助を中心としてはいますが、女性のライフサイクルにおける健康を支援する仕事をしています。

看護師免許がないと助産師免許の取得はできません。これは保健師も同様です。

 

どのようなライフサイクルか…

乳児期

思春期

性の悩み

命について

家族計画

不妊

妊娠

出産

育児

更年期

など、(女性だけではないですが)女性の人生においてとても大きなイベントに関わる仕事ですね。

 

人によればさらに資格をとりいろいろなインストラクターとして教室を開いている人もいます。

 

皆んなが全てのライフサイクルの分野に詳しいかと言われると…微妙です。

その人の得意分野というものがあるので

分娩介助がメインの人

母乳に詳しい人

性教育など思春期がメインの人

身体のメンテナンス(骨盤など)が得意な人

子育て支援がメインの人

などなど様々です。

 

 

国際助産師連盟 (ICM)では

「助産師は、女性の妊娠、出産、産褥の各期を通じて、サポート、ケア及び助言を行い、助産師の責任において出産を円滑に進め、新生児及び乳児のケアを提供するために、女性とパートナーシップを持って活動する。これには、予防的対応、正常出産をより生理的な状態として推進すること、促すこと、母子の合併症の発見、医療あるいはその他の適切な支援を利用することと救急処置の実施が含まれる。

助産師は、女性のためだけではなく、家族及び地域に対しても健康に関する相談と教育に重要な役割を持っている。この業務は、産前教育、親になる準備を含み、さらに、女性の健康、性と生殖に関する健康、育児におよぶ。

助産師は、家庭、地域(助産所を含む)、病院、診療所、ヘルスユニットと様々な場で実践することができる。」

と定義しています。

 

 

助産師といってもいろんな分野で活躍していることがお分かりいただけたでしょうか?

 

 

お産の時に赤ちゃんに一番に触れるのは

ほぼ助産師です。

帝王切開や会陰や赤ちゃんの状況により医師が触れることもありますが。

 

本来、正常分娩であれば医師はいなくても大丈夫なんです。なので助産所で医師もいないけど分娩を取り扱うことができるんですね。

もちろん、そのためには色々な規定やマニュアルがありますのでご安心ください。

 

最近は訴訟社会ですし、少しでもマニュアルから逸脱するときはフォローの医院か高度医療機関などに搬送となるでしょう。

てすが、そのマニュアルから逸脱する時

=異常、もしくは異常になる可能性が高い

ということです。

 

皆さんの自己管理も関係してきますので、共に良いお産となるように努めましょう。

 

妊娠、出産、育児を経験した方は必ずや助産師と関わると思います。

というか産まれた瞬間に皆さん触られて関わっていました。

 

日本では平成26年には33956人の助産資格をもった人がいます。大学など学べる場も増えて、少しずつ増えてきていますね。

中には働かずに主婦の人や定年した人もいるでしょう。助産師資格をもっていても産科閉鎖や○年目までは一般病棟勤務が義務づけられている病院などでは看護師として働いている人もいるのが現状ですかね。

90代でも現役で助産活動をされている方もいます。

素晴らしい!

 

 

昔の産婆さんのように、地域で困っている人の相談に乗れるような助産師が増えると

世の中のお母さん達はもう少し楽になれるのかな

若い子達も自分を大切にできるのかな

と思います。

 

困ったらすぐインターネット、本の時代ですものね。

 

困ったらすぐに(信頼した)助産師に聞けるってなればとても安心だと思います。

助産師が電話相談を受けるなどのサービスも行っているので困っている方は活用してみて下さい。

 

 

まだまだまだまだ未熟者ですが、私も昔の産婆さんのような話やすい、聞けばなんでも答えられる皆さんの身近な助産師というになれればいいなと思い活動しています。

 

皆さん、自分の身体を大切にしましょう。

メンテナンスしましょう。

 

よりよい人生となりますように、少しでも寄り添えたらいいなと思います。

私自身の経験から。

仙台市で出張助産師をしている笹井まよです。

 

お産はしていませんが妊娠前から産後もずっと、全ての女性のケアを行っています。

行っていますが、まだまだ知られていませんし、ひっそりこっそりやっている感じです。

 

病院勤務をしている時に、流産となる方、流産とならなくても産まない選択をせざるを得ない方がとても多くいると感じました。

出産後は産後のケアが少しずつ充実してはいますが、私自身流産した時に心身ともにケアが必要な方のフォローがされているのだろうか?とても大切なのではないだろうか、と感じました。

もちろん勤務中疑問や何かあれば寄り添って関わってはいましたが、日帰りの方がほとんどでゆっくりお話できる環境を提供できているかというと難しい問題でした。

とても相談などしにくいデリケートな話なので皆さんどうしているのだろうという疑問がわきました。

 

そこで、妊娠前から助産師など性にまつわる人間が関わっていることで、何かしら相談しやすく自分自身の体を意識できる人が増えるとよいな、そうなることで更年期など年齢を重ねた時に体の変化がトラブルなく経過するとよいな、という想いで活動しております。

 

「性」って、人にとっても言いづらいお話ですよね。

特に日本人は言ってはいけない話題のようになっていますよね。

 

私としては全ての女性のケア、としているので本当にずーーーーーーっとフォローできたら嬉しいなと思っています。

 

いのちのお話、性についてのお話、不妊や妊娠について、産後のこと、更年期の体の変化のケアなど、特におまた周りの相談って本当にしにくくて家族にも話せなかったりして一人で辛い思いをされている方もいらっしゃいます。

私なりに幅広く活動していきたいと思ってはいつつも、まだまだ形にできていないなと痛感しております。

 

多くのメニューを提供してはいますが、おっぱいと子宮から女性のサポートを行えると嬉しいなという思いが日々強くなっています。

そのためにも、もっともっと学んでいきたいと思っております。

 

産後のややボケボケの頭で、日々何かしらの情報を入れていますが、その分出ていってます。

改めて自分がどのような想いがあって今の活動を行っているのか、書いておこうと思いました。

 

最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。

同じような想いの方と繋がれたら嬉しいな~と思っております。